買っちゃった。。
自分の好きな物って購入して眺めるだけで
得も言われぬ高揚感みたいの
ないですか?
ロッドを見てはハァハァ・・
リールを見てはハァハァ・・
刃物を見てはハァハァ・・
嫁を見てはハァ・・(ここはため息)
目安として刃渡り6センチ以内できちんとした
メーカーで、知ってるもしくは包丁で使った
事ある鋼材で色々悩んだ末
師匠もこれはええでって言ってたスパイダルコに
しました。ドラゴンフライ2です。
ここで包丁にも馴染みのある鋼材について
少しばかり解説を
H-1鋼
ロックウェル硬さ 56-58
日本金属工業が開発した高強度オーステナイト鋼
に明道金属が調質加工を加えた合金。
ジーサカイ(G・SAKAI)のサビナイフや
スパイダルコのナイフでも多く使われている鋼材
塩分、海水に高い耐食性をもち、
尚且つ一定の硬さもある為、刃持ちが良く
一般砥石でも研ぐ事ができる。
ただ刃物形状にしてから硬度を与えるという
特殊な工業的製法でしか作れないので、
鍛冶屋が扱えない。
現状作成可能なサイズに限界がある。
これの刺身包丁ができるなら一考したい
ところ。
VG-10鋼
ロックウェル硬さ 58-59
武生特殊鋼材が開発したオリジナル鋼材。
V金10号とも呼ぶ。
粘り強く、サビにくい、尚且つそれまでの
ステンレス鋼になかった従来の炭素鋼に
近い研ぎ味と切れ味を持つ。しかも
加工性、鋳造性に優れている為、H-1鋼と
違い鍛冶屋が扱え、すでに尺クラスの
刺身包丁なども存在する。
炭素鋼のように錆に対するケアに
神経質にならなくて良いので、晒しの
カウンター寿司板前などからは非常に
重宝され、愛用者は多い。
ZDP-189鋼
ロックウェル硬さ 脅威の66-68
この鋼材の特徴はその硬度が表すように
圧倒的な硬さにある。
自分が狭い知識の中で知る限り
この硬度の鋼材を使用した包丁は
(包丁はすでに存在し、少ないが打てる鍛冶屋は
存在する)
実用という意味では疑問が残る。その硬さから
研ぐのにめちゃめちゃ時間がかかる、
衝撃にかなり弱い、しかし扱いの問題さえ
クリアできればその硬さが逆に
恐ろしい切れ味と刃持ちの良さを体感
させてくれる事になると予想できる。
キワモノの類なのは間違いない。
ナイフの鋼材としては研ぎと扱いの
部分で他の鋼材より難易度が
高いと推測される。
民明書房刊 「漢の刃物・鋼材考察1」より
何も考えんで馴染みのあるVG-10鋼に
したけど、今考えればせっかく買うなら使った事
ないH-1鋼にしとけばよかった。と少し後悔。
開封の儀。
改めて見るとやっぱ小さい。
一応6センチが一つの目安みたいなので
ここは押さえておく。
この開いた時のすーっと流れるラインは
美しいですね。うっとり。
ロック方式はロックバック式。
刃を開くとハンドル内部のロッキングバーが
ロック溝にはまって固定されるタイプ。
閉じる時は柄の切り欠き部分の
ロッキングバーを押さえる事で固定が
外れ収納できる
落下防止にカラビナに通せる穴や丈夫そうな
ステンレスクリップも非常に好印象です。
切っ先の切れ味は非常によろしいです。
一応軽く砥石は当ててみます。
ナイフによっては箱だしの時点で
ハマグリ刃になっている物もありますが、
これは峰から刃先に向かってストレートに
薄くなり刃角を25度くらいつけて切り刃に
強度をもたせているようです。
元々ある程度刃がついてるのでなぞる程度で
紙もスパスパ切れます。
あとは実釣で酷使して使用感などを
確かめてみます。
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