UC88Lを購入して1ヶ月ほど。
バチやマイクロパターンを経験して
スズキサイズも釣って感じた事を補足。
乗せか掛けかと言われればこのロッドは
掛けていくロッドです。パリっとした
ティップの固さから、バイトを感じる→
フッキング動作に入る→それがラインを
経由してルアーに伝わる。までの一連の動き
のタイムラグが非常に少ない。
掛けてからはロッド全体で浅く曲がり、
魚の動きにあわせて一定の曲がりを
キープしてくれるのでサイズ問わず
バラシは少ないと感じます。
掛けていくのが楽しいと思わせてくれるし、
セイゴからスズキまで分け隔てなく
拾えます。
ロッドパワー的には60-65サイズは
余裕を感じます。70以上とかは今からと
いう事で笑。
パリっとした固めのティップの恩恵で
メリットとして感じるのは上記の通り
ですがデメリットとしてティップが
入らない分フッキング時や急な魚の動きに
かかる一瞬の負荷は手持ちの9フィート中盤のMLクラスの竿より魚、フック、ラインに集中してるんじゃなかろうかと邪推してました。
チリ、チリと出るくらいにしてるんですが、
計ってみたら大体1キロ。もちろん掛けてから
状況によってファイト中に調整しますが、
他のロッドで使用していてフッコサイズで
フッキング時にドラグが出る事は
ほぼないんですが、UC88Lはけっこうある。
やはりそれだけダイレクトに負荷が
かかってるという事なんでラインはともかく
フックが伸びたり、身切れに対しての意識は
少しいるかなと思いドラグ設定含めて
色々試しましたが、
結論としては杞憂でした。
いつも通りのファイトで問題なしですが、
もうひとつ何の確証もない感覚で
申し訳ないんですが、
このロッドの浅い曲がりの限界、破断強度はそんなに強くないと思います。
オープンなフィールドであるならシーバスで
あればランカーサイズでも問題ないと
思いますが不意の大物外道。
例えばメタボランカー鯉とか、でかいエイ
(これは経験した)とかがかかって
トルク勝負になった時に
リールシート辺りまで曲がりが入るか
入らんかあたりで、
あっ、これ以上はヤバイ・・感が凄い。
恐らくUC88Lユーザーの人は似たような
印象を持ってるんじゃなかろうかと
思っていたら回りにいたのでやっぱ
そうだと思います。
良い面が多くて忘れがちやけど、あくまで
軽さと固さに振ったライトロッドだと
いう事には留意しておくべきだと思います。
フルキャスト15g
キャストMAX18gとなっていますが、
その芯の強さから疑問が拭えず、
メーカーに問い合わせてみました。
問い合わせた点は2点で
①ルアーウェイトはどのような目安で
表記されているのか
②公開されている動画でも振り子での
キャストをされていますが
通常のテイクバックをとるような
キャストは推奨されるべきでないのか
アホらしい質問かも知れませんが、自分の
能力では調べても知りたい答えが
出てこなかったので知ったかぶりせんと
素直に聞いてみました。
ー以下メーカーよりー
ご質問の件ですが、
通常のキャストでの使用も問題ありません。
しっかりした真面目なキャスティングという意味で振り切ったという感覚は10g程度に
限界がくるような仕様になっていると
ご理解ください。
との返答でした、
自己責任においてそれ以上の重さのルアー
も30gまではよっこらしょで投げてます。
力を抜いた振り子でのキャストで気持ちよく
飛んでいきます、、自己責任でね。
ベイトを追いかけ捕食している時のガツン系
とは違う流れてくるバチやマイクロを
機会主義的に捕食するハムハム系のバイト。
一見その適正には疑問が残りますが、
バチもマイクロも経験したので言えます。
使えます。がただ少しコツがいります。
掛けていくタイプで、それが快適に行える
ロッドですが、繊細なバイトに関しては
そこを我慢して乗せていく方向にもっていく
事で良い結果に繋がりやすいです。
汎用性の高さ、今まで使った事のなかった
テイストが与えてくれた新しい価値観。
正直ビビりながら購入したけど、
入門機としてこれを選んで良かったと
思います。これで安心して2本目に
踏み出せる。えっ?こんなご時世に
そんな買い物して大丈夫かって?
そこはほら、プライスレスじゃないすか笑。
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