ミッドウォーター
Gクラフト[ミッドウォーター972TR]
自分の9フィート以上のロッド遍歴でいえば
旧ラテオ96ML→モアザンAGS93MLときて次の
1本はこのメーカと決めてミッドウォーターを選択
理由は「Gクラ被害者の会」などの猛烈な信者が
存在し、支持される理由の一端でも触れたかった、
というのと「キンキンのスローテーパー」という
言葉に好奇心を駆り立てられたから。購入は2018年7月
約2年半十二分に使い込み倒してのインプレです。

<スペック>
MID WATER Wading ENTO Special 
ロッド重量 140g
ラインmax  PE1.2 best PE1
ルアーmax 28g   best 18g

最初の1本として買う時に独特の表記に少し狼狽
したのを覚えています。他メーカーのようにM,ML
という表記がこのメーカーにはないです。
他メーカーでいうMLロッドだと大体ルアーの
キャパが7g~35gとかが多いので何となくライト寄りの
ロッドなのかなと思っていましたが、max表記以上の
ルアーをペンデュラムでフルキャストしてもまだ
余裕を感じます。少なくともMLクラスの強さはある。
あとこのミッドウォーターシリーズはウェーデング
スペシャルというコンセプトで開発されていますが
おかっぱりからの使用も全く問題なく使えます。
デイミッド②
[キャスティングについて]
このメーカーにはカチカチ、パリパリという形容詞が
よく登場します。上手く振り抜ければ飛ぶけど
コツがいる、クセがあるとも聞きますね。
このメーカーのロッドを使って同じルアーで飛距離
という点において言うなら以前より飛ぶようになった
という方のほとんどはスイングスピード、特に初速が
向上しているんじゃないかと思います。
高弾性のロッドは特にキャスト時にどれだけロッドを
曲げこんで放出するかのプロセスにルアー重量と
スイングスピードが深く寄与する。というのは
今だから言える事ですが当時あまり理解して
いなかった自分がより飛ばす為に試行錯誤を
していく中でその方向に導かれていくような、
ロッドに教えられてるという感覚を覚えました。
今まで使ったメーカーのロッドにはなかった感覚です
当時はそれがとても新鮮で、こういう所も好きに
なる人が多い理由なんだろうなとも思いました。
デイミッド
[ルアー重量と操作性について]
投げていて気持ち良いのは15gくらいの小型ルアー
バイブレーションは勿論100mmまでのシンペンから
ミノーまでは普通のキャストやペンデュラムで
気持ち良く飛んでいき、軽いトゥイッチやダート
くらいの操作はしやすいがジャーキングみたいのは
ティップが入りすぎて向かない。
もう一つ120mm以上のサイズで尚且つルアー重量が
20g近い移動重心系のミノーになるとティップが
負けて途中で失速する事が多くなる。
向き不向きが出るなという印象。総じて小型系ルアー
全般に相性が良いです。
ミッドとリール
[あわせるリール]
手持ちでいうと
15ルビアス2510PE-Hが205g、16セルテ3012hが270g
19セルテLT4000-cxhが235gルビアスが一番
バランス感が良く、16セルテだと若干重さを感じる。
19セルテは許容範囲、大体それくらいの
リール重量がバランス的には良いと感じます。

[感度とトルザイトリングについて]
使用において何かが不足しているとは感じない
ボトムノック、バイト、海藻引っ掛かり、
流れの変化、必要な情報はロッドを通して伝わる。
総合的な感度という点では個人的にはモアザン
AGSの方が上だと思います。
ただ1点だけどうしても気になる。
トルザイトリングがsicリングに比べ感度、軽量化
飛距離upとスペック上優れているのはわかるけど
果たしてそれが本当に我々一般ユーザーに
体感出来るほどの進化であるのかどうか?
その価格上昇分納得できる物であるのか?
については比べる機会がないので断定するのは
乱暴だと思いますが、要はユーザー視点で
その恩恵を感じずらいのでどうしても
sicリングで価格が安い方が良くね?
もしくは
AGSの方が感度良いんじゃね?
て方向にいっちゃうよねという事です。。
ミッド①
[魚をかけてからとバラシについて]
キンキンのスローテーパーと聞いて正直
全然想像がついていませんでしたが、何本か
かけるとその意味がわかりました。
DSCF0099
引き合いに出しちゃうけどツララのグリッサンド77。
これもスローテーパーです。しかし自分は
このロッドはシーバスに限っていえば細部の出来が
甘いと思っていてその最大の原因はティップと
バットをつなぐベリーの部分のセッティング。
もっと入って全体で受けるようになってないので
ベリーより上で戦うような図式になってフッコ、
スズキクラスになるとタメが効かずめちゃめちゃ
疲れるんです。体の負担がでかい・・
ミッド③
その点ミッドウォーターは基本全体で綺麗に入る。
かけたサイズでベリー部からの入り幅が変わるが
やり取りで特に魚の動きが良くわかると感じる。
あっ、浮いてきてエラ荒いするかもでティップ下に
下げて回避とか、急に下に横に走り出す時も
これ以上はドラグ緩めようみたいな動作が、
一瞬ベール返そうみたいな動作がリアルでできる
これは何気に凄い。勿論バラシはほぼ皆無。
サイズが小さくても大きくてもです。
このロッドの良さの神髄は実はここにあると思う。

[まとめ]
このロッドの汎用性は本当に広いと感じる。
サゴシ
デイゲームも
デイシーバス
ウェーデングも
DSCF0301
ナイトゲームも
ハイシーズン
ハイシーズンから
バチ2
IMG_-9cxq6w
バチもできて
DSCF0778
メバル
メバルもできる。
乗せも掛けも両方できてキャストを教えてくれる
掛けてからのバラシも少なくてやり取りも上手になり
サイズ問わずオールシーズン使える。
こんなロッドある?少なくとも自分は知らなかった。
多いに刺激を受けつつ自分のロッドに対する好みの
方向性が明確になるターニングポイントになった
といっても過言ではないこのメーカーには感謝したい。
初心者の人が初めての1本にどうかというとそれを
許すキャパシティはあると思う、けれどこのロッドの
良さは何本か経て使う事でよりはっきりとわかる。
そういう意味じゃおすすめしませんが、間違いなく
良いロッドだと思います。



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